厚生労働省が平成26年に「慢性疲労症候群患者の日常生活困難度調査」を行い、患者の症状や置かれている環境が深刻であることが明らかになりました。この病気の理解を深めていただくため、特に障害年金や障害者手帳を申請する際などに大きな一助になります。

調査報告書は以下からダウンロードできます。

報告概要
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000104376.pdf

事業実施報告書
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000104377.pdf

また厚労省から各都道府県、指定都市、中核市 衛生主管部(局) 障害福祉保健部(局)への事務連絡が香川県でアップされていました。支援を希望する際に行政の担当者の理解を得るための参考にしてください。
http://www.pref.kagawa.lg.jp/shogaihukushi/fukushijoho-hp/news/houkokugaiyo.pdf

以下に調査報告書の概要を記載します。

発症年齢
平均発症年齢
(比較的若年に発症する傾向)
32歳

考えられる発症原因
感染症 34.4%
発熱 30.0%
過労等 25.5%
わからない 22.5%

重症度
【重症】身の回りのことができず介助を要し、一日の半分以上を横になっている 30.2%
【中等度】介助は不要だが、通常の日常生活や軽作業ができず、ほぼ自宅休息 35.1%
【軽症】軽作業はできるが、通常の日常生活ができず、生活の数割は自宅休息 31.5%

主な症状(6ヶ月以上継続)
肉体的精神的疲労 88.8%
疲労回復しない睡眠障害 88.0%
回復に24h以上かかり悪化傾向 86.3%
体温調節障害 79.9%
広範囲な筋肉等の痛み 78.7%

歩行能力
重症例の43%は自力で10m未満しか歩けない
重症患者 中等度患者
0m(歩行不可) 15.3% 6.0%
0~10mまで 27.8% 4.8%
10~100mまで 31.9% 14.5%
100~1000mまで 25.0% 50.6%

就業できない患者の割合
重症患者 94.6%
中等度患者 88.2%

家事の後寝たきりになる割合
重症患者 95.9%
中等度患者 73.6%

就学中の発症
就学中に発症した患者 24.3%
(うち高校生以下で発症 15.1%)
このうち通学の継続ができなかった患者 57.4%

困っている事
症状が耐え難い 63.7%
専門医がいない 49.7%
社会的孤立 46.3%
経済的 45.6%
病気への無理解 44.6%